添加物の配合されていないドッグフードを選ぶ

ドッグフードに配合されている添加物は、どんなものなのか気になりますよね。
着色料や合成酸化防止剤などの化学的合成品は、本来は、愛犬の体にとって必要のない成分です。
それらが蓄積されると、アレルギーや内臓疾患など様々な健康被害を及ぼす可能性が高くなります。
しかしながら、ドッグフードの品質も保ち、愛犬に美味しく食べてもらうためにも、ある程度の添加物は必要です。
そこで、愛犬の健康を維持するには、化学的合成品ではなく、天然由来の添加物を使用しているドッグフードを選ぶことをオススメします。
天然由来の成分であれば、自然の食事に近いので、愛犬の健康に影響を及ぼすこともありません。
それでは、一般的なドッグフードに配合されている、主な添加物の役割と、それらの必要性を見極めるためのポイントをご紹介します。

1.ペットフード安全法

平成19年、アメリカでペットフードに混入していた有害物質(メラニン)が原因となって、多数の飼い犬や飼い猫が死亡するという事故が発生しました。
そして、同じ年に、問題のペットフードが日本にも輸入されていたことが判明しました。
そのため、翌年の平成20年に「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」通称「ペットフード安全法」が公布されました。
この法律では、ペットフードの安全性を確保するため、製造方法などの基準と成分の規格が定められています。
そして、日本ではこの基準と規格に合わないペットフードの製造と輸入販売は禁止されています。
添加物についても、原材料に表記することが義務付けられています。
ただし、ペットフードの製造に使用した添加物は記載しますが、原材料に含まれる添加物の表示までは義務付けられていません。
(例えば、野菜の栽培時点で使用された農薬など) また、エトキシキンなど特定の添加物については、使用限度量が定められているものもあります。

2.添加物の役割

ドッグフードに配合されている添加物は、主に以下の3つの役割を担っています。

  • ・栄養成分を整える
  • ・品質を保つ
  • ・見た目をよくする

ドッグフードは、犬の「総合栄養食」ですので、犬にとって必要な様々な栄養素が含まれています。
そのため、ビタミンやミネラル、アミノ酸など、栄養素のバランスを添加物によって整える場合があります。
また、品質を保つ添加物として、酸化防止剤や保存料が挙げられます。
これらは、ドッグフードが流通し、消費者のもとで保存される間、品質が劣化することを防ぎます。
さらに、膨張剤や発光剤などには、ふっくらした形や食感など、ドッグフードの見た目を一定に保つための役割があります。
このように、添加物には様々な役割があります。
そして、日本で流通しているドッグフードは、添加物を含めて、ペットフードの安全性に関する基準を満たした上で販売されています。
そのため、添加物の配合されたドッグフードを食べたからといって、すべての犬に健康被害が起きるわけではありません。
しかし、いくら安全性が確認されていたとしても、本来なら、添加物は愛犬の体にとって不要な成分です。
化学的に作られた添加物が体内に蓄積され続けると、愛犬の体質によっては、アレルギーや内臓疾患などの病気の原因となる可能性もあります。
かといって、ドッグフードの品質が劣化し、消化不良や食中毒などを起こすことも避けなければなりません。
そこで、化学的合成品ではなく、天然由来の添加物を使用したドッグフードを選ぶことをオススメします。

3.添加物の種類

ドッグフードの原材料表記にある、主な添加物の種類と役割について確認してみましょう。

3-1.酸化防止剤・保存量

ドッグフードのエネルギー源となる油脂成分や、ビタミン類は、空気中の酸素や光、熱などによって酸化をはじめます。
酸化が進むと、ドッグフードは痛みやすくなり、パッケージに保証された栄養バランスも崩れてしまいます。
しかし、ドッグフードが消費者のもとに届けられ、保存している間まで、ある程度は新鮮な状態と栄養素の品質を保つ必要があります。
そのために配合されているのが、酸化防止剤や保存料です。
ドッグフードに使用されている合成酸化防止剤には、エトキシキン、BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)の3種類があります。
後者の2種類は、油脂成分を多く含む人間の食品や医薬品、化粧品にも添加されることがあります。
また、エトキシキンについては、香辛料を除き人間の食品への添加は禁止されています。
これらの酸化防止剤は、低容量であれば、犬の健康への害はないという報告のもとに添加されています。
しかし、いずれの成分もアレルギーや腎臓障害など、健康への影響が懸念されるため、ペットフード安全法により、成分規格が定められています。
愛犬にとって、健康を損なうリスクが少しでもあるのならば、その成分を与えることは避けたいですよね。
そこで、酸化防止剤と保存料は、天然成分由来のものを使用したドッグフードを選ぶことをオススメします。
ビタミンE、トコフェロール、ミックストコフェロール、クエン酸、ローズマリー抽出物などが、安全な酸化防止剤や保存料といえるでしょう。
普段から愛犬に与えているドッグフードの添加物は、合成品と天然由来品のどちらの成分が使用されていますか?今後のドッグフード選びでも、ぜひ確認をオススメします。

3-2.香料・膨張剤

ドッグフードの食いつきをよくするため、香料や膨張剤が使われることがあります。
犬は、味や見た目よりも、とにかく香りの気に入ったものを食べる傾向にあります。
そのため、化学的に合成された香料により、強い香りを出し、食欲増進を図るために工夫されているのです。
特に、格安で販売されているドッグフードには、必ずといってもよいほど、香料が添加されています。
廃棄肉や肉骨粉などの原材料に香りづけして、ドッグフードの品質が犬の嗜好に合うよう、人工的に調整されているのです。
また、膨張剤は、ドッグフードの食感をよくする効果があります。
見た目がふっくらしていて食感がよく、満腹感にも関わります。
しかし、愛犬の体にとっては、素材本来の香りだけで十分です。
見た目も、犬にとってはそれほど重要ではありません。
それに、膨張剤で満腹感が満たされても、栄養不足になってしまいます。
このように、香料も膨張剤も、愛犬の健康にとって必要な成分ではないので、なるべく添加されていないドッグフードを選んだほうがよいでしょう。

3-3.着色料・発光剤

ドッグフードの見た目を整えるために、着色料や発光剤が使用される場合があります。
着色料によって、ドッグフードは見た目に美しく、飼い主目線で味のイメージにつながる色合いに整えられています。
また、ドッグフードの見た目とイメージを、通年同じものに保つ目的もあります。
発光剤は、肉など原材料の色を鮮やかに保ち、新鮮で美味しそうに見せる効果があります。
着色料も発光剤も、あくまで飼い主目線で、ドッグフードの見た目の品質を保つための添加物です。
しかしながら、犬にとっては、食べ物の見た目や色合いは重要ではなく、体の栄養のためにも必要のない成分です。
人間目線で美味しそうに映るドッグフードではなく、犬の健康にとって価値のあるドッグフードを選んであげたいですね。

4.愛犬にとって安心できるドッグフードを選ぶ

人間にとってもそうですが、愛犬の健康を考えたら、できれば無添加で栄養たっぷりの食材を食べさせてあげたいですよね。
とは言っても、毎日フードを手作りするのは、手間がかかるだけでなく、栄養バランスが偏ることのないように注意する必要があります。
そこで、愛犬の健康のために、添加物を含めすべて天然由来のものを使用しているドッグフードを選ぶことが大切です。
安心できる品質と栄養バランスが保障されたドッグフードを見極め、愛犬にはこれからも長生きしてほしいですね。

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