安いドッグフードの価格はどれくらい?

ドッグフードはますます高品質化が進み、ペットショップの店頭、ネットショップにたくさんの製品が並びます。
この時、まず気になるのはその価格でしょう。
あまりに価格に幅があり、どの程度の予算で購入をすれば安全、安心な製品といえるのか多くの方が悩むものです。
ドッグフードの価格についての基本的な考え方をまずは理解しておきましょう。

1.安いドッグフードの価格

ドッグフードの値段は様々です。
メーカーや原料にもよりますが、一般的に1kgあたり1000円以下のフードは安いフードだと考えてよいでしょう。
ドッグフードは一袋あたりの量はそれぞれ異なりますので、そのままの値段ではなく、1kgに換算して考えましょう。
例えば、3kgで1500円のドッグフードの場合、1kgあたりの値段は500円です。

2.ドッグフードの価格=原材料価格ではない

危険なドッグフード、健康に好ましくないドッグフードといえば低価格といった印象を持つことでしょう。
このように考えるならば、低価格≒危険、健康に好ましくないフードと考えるべきです。
しかし、1kg1000円は安いという表現にあまりピンと来ない方も多いでしょう。
そんな方は、逆に一食どれくらいの値段になるのかを考えてみましょう。

2-1.愛犬の食費を1食相当に換算してみる

まずは、愛犬の食事は一食いくらくらいなのかを把握しておきましょう。
例えば、一袋980円のドッグフードを1日二食一月で食べ切ると仮定すると、一食辺りの食費は16円という計算になります。
小型犬であればより食べる量も少なくなるため、一食当たりの食費はさらに安くなります。
手ごろな価格と思い購入しているドッグフードもこのように計算をしてみると、あまりに食費が安く済んでいることを把握できます。
あまりの安さに不安を感じるほどでしょう。

2-2.一食分の食費で何を買えるか考えてみよう

愛犬の一食辺りの食費を予算に手作りフードを作ろうとしたとき、スーパーで愛犬のために何を買ってあげることができるでしょうか? 大型犬の場合、生肉を数gしか購入できません。
当然のことながら数gの肉を与えるだけでは十分な栄養を摂取できません。
16円で買える食材だけで作った食事は栄養面、分量面でも大きく不足していることが明白です。
小型犬でも同様です。
たとえ体が小さいとはいえ、一食数gの生肉で健康を維持することは不可能です。
つまり、ドッグフードの原料はそれほどまでに安い原料を使用して作られているのです。
ここまでの大差があると、日ごろ購入している製品が如何に安価に製造されているかを知ることができるでしょう。

2-3.実際は販売価格よりも材料費は安い

上記のようにドッグフードの購入価格から一食分を算出した価格があまりに安価で驚くほどです。
しかし、実際にはドッグフードの販売価格は原材料価格ではないということも合わせて考える必要があります。
ドッグフードの販売価格には、

  • ・原材料費用
  • ・製造費用
  • ・広告宣伝費用
  • ・輸送費用
  • ・販売元の利益
    • など様々な費用が合計されています。
      つまり、販売価格からこれらの費用を差し引き、実際の原材料費用だけを算出した場合、愛犬の1食分の食費はさらに安価になるということです。

      3.激安ドッグフードで注意したいこと

      安いドッグフードの中にも犬の健康を考えて作られ、価格を極限まで抑えて販売されているものがあります。
      しかし、あまりにも安すぎるドッグフードの中には、人間の都合だけで作られた粗悪な製品が潜んでいることも事実です。

      3-1.穀物の使用量が多い

      激安ドッグフードは穀物が主原料として作られているものが多いです。
      その理由は、穀物が肉や魚などよりも安く仕入れることができるためです。
      しかし、犬は肉食寄りの雑食の動物です。
      穀物の消化が得意ではありません。
      穀物の使用量が多いドッグフードを食べると消化不良を起こすことがあります。
      消化不良は下痢や便秘のような症状から、アレルギーの原因にもなります。
      穀物が大量に使われている激安ドッグフードには、愛犬の健康を損ねてしまう可能性があります。

      3-2.粗悪な原料が使われている

      原材料にかける金額が安ければ、当然仕入れる肉や魚なども安いものになります。
      こうしたドッグフードに使用される肉や魚、野菜といった原材料は人間の可食レベルとは品質が異なります。
      そのうえ激安で手に入る原料の中には、粗悪なものも含まれています。
      粗悪な原料の例としてよく挙げられるのが、4Dミートという肉です。
      4Dとは、「Dead(死んだ)」、「Diseased(病気の)」、「Dying(死にかけた)」、「Disabled(障害のある)」という4つの英語の頭文字から来ています。
      つまり、人間用の食品には決して使用されることのない、弱った動物の肉のことを指しています。
      このような肉を使ったドッグフードは安全面で不安が残ります。

      3-3.添加物が多い

      粗悪な原料を使って作った食べ物が長持ちするはずがありません。
      品質の保持を目的に酸化防止剤や防腐剤などの添加物が大量に使われることになります。
      添加物は微量に含まれている程度ならば影響は出ませんが、長年摂取し続けることによって健康被害が出ることがあります。
      安いからといって添加物が大量に使われたフードを与え続けていると、5年10年後に思わぬ病気に苦しめられてしまう恐れがあります。

      4.安いのはその理由を考えて

      安いドッグフードを買う時は、なぜそのフードが安いのかをよく考えましょう。
      安いドッグフードには、必ず安いなりの理由があります。
      その理由が犬のためになるものなら問題ありませんが、人間の勝手な都合によるものなら購入は控えた方が良いでしょう。
      愛犬に安全で良質な食生活を送らせてあげたいと考えた場合は、ある程度の価格帯の製品を選ぶ必要があるといえます。
      愛犬にいくらまで食費をかけることができるか、よく考えたうえでドッグフードを購入してください。

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