ドッグフードは1日に何回あげればいい?

愛犬の食事を規則正しい時間で与え、一食あたりの分量を正確に分けている飼い主さんが多数いるものの、実は犬の食性は人間とは大きく異なり、さほど時間や均等さを重視する必要はありません。
犬にとって大切なことは必要な栄養素をきちんと摂取出来ているかという事と消化吸収に過度な負担が掛かっていないかという事です。

1.人間とは大きく異なる犬の食性

ドッグフードのパッケージに記載されている給与量を確認すると、一日の給与量の目安が記載されていて、この分量を数回に分けて与えるように指示されています。
決して均等に分量を小分けにし、定時で与えるようにとは書かれていません。
これには、犬の食性が深く関わっているのです。
人間と犬の食性で最も大きな違いは空腹感をいつ覚えるかという事です。
人間の場合、食後の消化吸収が進み胃の中が空になった時、目の前に好物をだされた時などに強く空腹感を覚えます。
でも、犬はたとえ食事の直後であっても常に空腹感を覚えています。
そのため、目の前に食べ物があればどれだけ満腹状態であっても完食します。
愛犬の食事を一日2回、3回に分け与える事は、人間と共に生活をする中で生まれた人間側に都合を合わせたルールです。
犬にとっては単なる生活のリズムであり、回数はさほど重要な意味がありません。

2.一日の食事の適切な回数は?

規則正しい事が大切だと思われがちなドッグフードを与える回数は、実は単に人間の生活リズムに合わせて考えだされた手法にすぎません。
愛犬の食事の与え方はそれぞれの家庭の生活リズムに合わせて調整をするとよいでしょう。
いくつか具体的な例を紹介します。

2-1.朝夕の一日2回あげる

日中家族が留守をしていて、昼食を自宅で済ませる習慣が無い場合は、朝夕の2回、飼い主と同じタイミングで食事を与えると良いでしょう。

2-2.人間と一緒に一日3回

逆に家族が日中在宅をしている場合、家族の食事の回数や時間に合わせて3回に分け与えても問題ありません。
家族が午後のおやつを食べる場合は愛犬の食事も4回に分け、家族のおやつ時間には愛犬にも少量の食事をおやつとして用意してあげてもよいでしょう。

2-3.子犬の場合は一日何回でも問題はない

生まれて1年以内の子犬は消化器官が未熟で、一度にたくさんのフードを食べられません。
そのため、一日に必要なフードを3~4回ほどに分けてあげましょう。
とはいえ、一日何回食べるかということよりも、成長に必要な栄養を充分に摂取できるかということの方が重要です。
夜寝るまでに一日に必要な分量を完食できれば、どのタイミングでどれだけ与えても問題はありません。

2-4.老齢期は食事回数を増やす

犬も年を取ると消化器官も衰えてきます。
成犬の時と同じ量や同じ回数で食べていると、肥満や消化不良になってしまうことがあります。
衰えた胃腸を労わるためにも一回の食事の量を減らし、その分一日3~4回ほどで分けて与えるようにしましょう。

3.一回の食事の量にも工夫を

一回あたりの食事の分量も毎回均等にする必要はありません。
朝食はその後の活動時間が長いので大目に与え、夕食を少なめにしてあげるという工夫もよいでしょう。
犬は夜8時を過ぎたころから次第に眠気を感じるようになります。
そのため、夕食の時間が遅くなる場合は、分量を調整し胃腸への負担を軽減してあげましょう。

4.大事なのは回数よりも量

繰り返しになりますが一日に何回フードを与えるかは、人間の都合によって作られたルールです。
犬にとっては一日に何回エサが食べられるかということよりも、健康を維持するために一日に必要な栄養がしっかりと摂れているかということの方が重要です。
与える回数については厳密なルールはありませんので、飼い主は愛犬との生活リズムに合わせて個々の家庭で工夫を重ねてみましょう。

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