ドッグフードで毛並みが変わる?

犬の被毛は、本来であれば柔らかく、手触りの良いものです。
被毛に艶がない、固く細い毛質、毛量が減るなどの変化は愛犬が高齢になってから徐々にみられる生理現象です。
若く、健康な時期に被毛の状態がさほど良くないと感じる場合は、日々の食事や生活の改善が必要だという愛犬からのSOSだと考えてあげましょう。
ドッグフードを体質にあう製品に変えてあげるだけで、愛犬の被毛の状態が改善される事もあるので、被毛の食事との関係性について知っておいてあげましょう。

1.被毛は愛犬の健康のバロメーター

犬の被毛は体の最も表面にある部位です。
日々接取した栄養素が被毛にたどり着き、何らかのサインを表す順番は一番後です。
ドッグフードに十分な栄養素が配合されていない場合や愛犬の体質に合わない製品を与えている場合、目には見えないものの内臓機能には負担が掛かり、不調を起こしています。
この状態が長期化することでアレルギー症状やかゆみ、脱毛、湿疹、フケというサインが皮膚に現れ始めます。
さらに症状が進むと被毛にも影響が現れます。
つまり被毛の状態が悪いということはすでに体内で別のトラブルが起こっているという事です。
単なる体質と考えてしまわずに、愛犬にとって何が問題なのかを早期に発見し、対処してあげましょう。

2.毛並みを良くするドッグフード

毛並みはドッグフードに含まれる栄養素によって大きく左右されます。
愛犬の毛並みが気になる方は以下の成分が含まれているドッグフードを選びましょう。

2-1.豊富な動物性タンパク質

皮膚や被毛はタンパク質から作られています。
したがって、綺麗な毛並みを保つためには多くのタンパク質を摂取する必要があります。
タンパク質の摂取量が不足していると被毛まで十分な栄養素が行き渡らず、毛並みが悪くなってしまいます。
タンパク質が含まれる割合は、成犬で23%前後、子犬で27%前後を目安にしましょう。
タンパク質については、量の他に質にも注意しましょう。
犬にとって消化吸収の良いたんぱく質は動物由来のものです。
また、「チキン」「ビーフ」「七面鳥」のように、どんな動物の肉が使われているのか明記されているフードを選びましょう。

2-1-1.植物性タンパク質が多いものには要注意

同じタンパク質でも、トウモロコシや小麦、大豆など穀物を中心とした植物性タンパク質が多く含まれているものには注意しましょう。
実は、肉食に近い雑食である犬は植物由来の原料の消化が苦手です。
植物性タンパク質の量が多いドッグフードを食べてもうまく消化できず、タンパク質を充分に摂取できない可能性があります。
むしろ、穀物が多いドッグフードが毛並みの悪化の原因になることすらあります。
まずは動物性原料が主体か植物性原料が主体かを調べ、植物性原料がメインのフードは避けるようにしましょう。

2-1-2.何の肉か分からないものは避ける

ドッグフードの成分表に「肉」や「ミート」と書かれているからといって、動物性タンパク質が豊富であるというわけではありません。
同じ動物性の原料でも、質には大きな違いがあります。
「ミートミール」や「肉骨粉」、「肉副産物」という表記の原料は、元となる動物が何かが分かりません。
表記を曖昧にしている原料の中には、人間の食用には適さない部位の肉を使用していたり、自然界の犬が食べない部位も含んでいたりする可能性があります。
このような肉を食べて十分な栄養が摂取できるとはいえません。
より具体的に何の肉が使われているのか表記されているドッグフードを選びましょう。

2-2.オメガ脂肪酸

綺麗な毛並みの維持にはタンパク質の他に脂質も重要です。
成分でいうと、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸を摂取しましょう。
この2種類の脂肪酸は犬の体内で合成されないため、食事から摂取する必要があります。
中でも、オメガ6脂肪酸の一種であるリノール酸・ガンマリノレン酸と、オメガ3脂肪酸の一種であるαリノレン酸・EPAは、被毛の健康維持に深く関わっています。
脂肪酸は植物性油や魚油に多く含まれています。
したがって、飼い犬の毛並みが気になる方はこれらの油が添加されているフードや魚が主原料のドッグフードを選びましょう。

3.被毛の改善には数か月かかる

ドッグフードを切り換えたり、生活を改善したからと言って数日で被毛に変化がみられるものではありません。
変化を実感するまでには数か月かかることもあります。
良好な体調に整える為には、良質な動物性タンパク質をふんだんに配合した安全性の高いドッグフードを与える必要があります。
穀類をメインにした安価なドッグフードでは決して体の内面から整える効果はありません。
愛犬に良質な食事を与える事が出来ているか、体質にあっているかの目安は愛犬の被毛の状態を観察することでも把握ができます。
日々の体調にしっかりと気を配ってあげましょう。

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