ドッグフードに含まれる栄養源

私たち人間に必要な栄養源としていわれるのが、五大栄養素です。
五大栄養素とは、タンパク質、脂肪、炭水化物の三大栄養素に、ビタミン、ミネラルが加わったものです。
人の体を作ったり健康維持には欠かせない栄養源ですが、これは愛犬にも同じです。
これらの栄養源がどのように重要なのかを知ることは、愛犬の健康づくりのためにも必要です。

まずは、タンパク質。
タンパク質は、筋肉や皮膚、毛、軟骨などを作り出すアミノ酸から構成される栄養素です。
アミノ酸は、22種類ありますが、犬の場合、12種類のアミノ酸は体内で生成出来ますが、残りの10種類は食事から摂取する必要があります。
この10種類のアミノ酸を必須アミノ酸と呼びます。
タンパク質が不足すると発育が遅れたり、体調不良の原因になります。
品質の悪いドッグフードではタンパク質不足になるリスクもあるので注意が必要です。

体のエネルギー源となるのが、脂肪です。
脂溶性ビタミンの吸収を助ける他、食物の嗜好性を高める働きもあります。
また、必須脂肪酸を供給します。
必須脂肪酸には様々なものがありますが、必須脂肪酸が不足すると毛の艶が悪くなったり、繁殖機能が衰えたりします。
低脂肪ドッグフードを与えてこのような症状が出た場合は、ドッグフードを切り替えた方が良いでしょう。
また、長期間保存していると脂肪が酸化してしまう場合もありますので、保存には気をつけましょう。

炭水化物には、デンプンやセルロースなどの多糖類と乳糖などの二糖類、グルコースなどの単糖類があります。
セルロースは、いわゆる食物繊維のことです。
草食動物は、食物繊維を分解する能力がありますが、肉食動物にはこの働きがありません。
これまで、犬には炭水化物が必要ないと言われてきたのが、この理由のためです。
最近では、犬にも食物繊維は分解できるとの意見もあり、ドッグフードには炭水化物も含まれています。

ビタミンやミネラルは、エネルギー源にはありませんが、体調を維持するためには必要な栄養源です。
犬に必要なビタミンは14種類(ビタミンB1、B2、B6、B12、パントテン酸、ナイアシン、葉酸、ビオチン、コリン、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK)と言われています。
一般的なドッグフードでは、これらのビタミンを最低限バランスよく配合しているので、特別に補給する必要はないでしょう。

ミネラルには、カルシウムとリンがありますが、肉類のドッグフードではリンが多くカルシウムが不足する場合があります。
また、カルシウムが多いと骨軟骨症という病気になる危険性があり、特に大型犬種には注意が必要です。

ドッグフードに含まれる栄養をきちんとチェックして、愛犬に合ったドッグフードを選んで下さい。