便からドッグフードを見極める

便は犬の健康状態のバロメーターです。
便の状態を見極める事で愛犬が抱えている健康上のトラブルや改善策を見つけ出すことができます。
愛犬の体質と食事との相性はなかなか判断が難しいものですが、便の状態をよく観察することで早期に気がつく事が出来ます。

1.体質と食事との相性を便から見極める

愛犬の体質や体調にあったドッグフードを食べている場合の便は下記の状態です。

  • ・一本のバナナのような状態で排出される
  • ・便に過度な臭いがしない
  • ・便の色が健康的なこげ茶色である
  • ・指でつかむと軽く指の形状が残る程度の柔らかさ

このような状態の便が日々食事の回数と同じ回数ほどで排出されます。
日々の食事が愛犬の体質、体調に合っているという証拠です。

2.気になる症状とドッグフードの関係性

原材料や製法、添加物、愛犬の体質などドッグフードの中には健康上相性の悪い製品もあります。

  • ・便がドッグフードと同じ色をしている
  • ・便に白い粒が混ざっている
  • ・便の状態が過度に柔らかい・硬い

こういった便が見られたら、ドッグフードが体質になっていないことが考えられます。
愛犬の体調、体質、好みなどを考えたうえでドッグフードの切り替えを考えてあげましょう。

2-1.便秘

慢性的な便秘は、日々の排便はあるものの便が細かく途切れる、少量を複数回排便する、本来排出されるべき分量が出し切れていないなどの症状が見られます。
中には便がとても堅く凝縮している状態で排出されることもあります。
実はドライフードを食べている犬の8割以上は便秘気味という情報があります。
これにはドライフードの原料が関わっていることがあります。
ドライフードは、長期品質保持が可能なように原料の含有水分量を10%未満になるように加工されています。
そのため、ドライフードばかりを食べて水をほとんど飲まないでいると水不足なります。
便秘で真っ先に考えられる原因は水不足ですので、まずは十分に水を飲めるようにしましょう。
水を飲んでいるにも関わらず便秘をしているのであれば、原料である穀物が原因だと考えられます。
穀物は消化されにくい食物繊維が多く含まれています。
さらには、犬も穀物の消化が得意ではありません。
そのため、穀物を大量に摂取してもうまく消化できず、便秘になってしまうのです。
愛犬の便秘にお困りの方は、まずは飲み水の量やドッグフードの原料を確認し、必要ならフードを切り替えましょう。

2-2.下痢や軟便

病気や消化器官の異常がないのに下痢や軟便が続くようであれば、ドッグフードが体質に合わず消化不良を起こしていることが考えられます。
穀物は消化されにくいため、下痢を引き起こすことがあります。
他にも質の悪いタンパク質や添加物などに反応し、下痢になってしまうことがあります。
胃腸が弱い犬には、穀物が含まれていないフードを選ぶようにしましょう。

2-3.便の色がおかしい

便の色が明るい茶色やオレンジに近い色の便は、ドッグフードに含まれる着色料が原因です。
原材料に着色料を使用している製品の場合、着色料は消化吸収されずにそのまま排出されます。
そのため、ドッグフードのような色の便になってしまうのです。
着色料は本来ならドッグフードには不要です。
着色料不使用のフードにしましょう。
なお、黒っぽい便や鮮血のような色をした便は血便かもしれません。
ドッグフードが合わないことの他に病気の可能性もありますので、まずは病院に行きましょう。

2-4.便に何かが混ざっている

便に白や茶色の粒が混ざっていることがあります。
これは、未消化の穀類などがそのまま排出されている可能性があります。
犬は穀類の消化が苦手です。
そのため、穀類が使われているフードを食べても、うまく消化できず、そのまま便として排出してしまうことがあります。
穀物の含有量が少ない、あるいはまったく入っていないグレインフリーのドッグフードに変えましょう。

3.便から健康を読み取ることが大事

犬の体調やドッグフードとの相性は便から知ることができます。
健康な状態の便は、一本のバナナ状です。
この状態を維持することが長く健康でいるためにはとても大切なことです。
色が変、臭いがきついなど何か異変があった場合は、その原因を詳しく調べましょう。
それでも異常がなかったらドッグフードの切り替えをおすすめします。

Column関連コラム一覧
トップに戻る